オトナの修学旅行記(その1) 通潤橋と円形分水

土木広報

日本の独自技術と日本人の助け合い精神

全国1億2千万人の土木ユーザーの皆さんこんにちは。
土木広報支援プロデューサーのおがしんです。

5月1日~2日にかけて、熊本を中心にまわってきました。
本来の目的地は熊本県の人吉市。
昨年の水害で甚大な被害が出たのは記憶に新しいところ。
今年の夏にチャリティゴルフコンペを開催する予定になっていて、その下見を兼ねて1泊2日の旅程で仲間と一緒に行くことに。
福岡から高速道路ノンストップだと2時間30分くらいで到着しますが、途中寄りたい場所がたくさんありすぎて、結局人吉に到着したのは福岡を出発してから9時間後でした(笑)
土木や歴史を感じられるオトナの修学旅行って感じですね。
地元九州でも知らない場所、行ったことない場所がたくさんありました。
ということで、オトナの修学旅行記と題して、何回かに分けてブログでシェアしたいと思います。

まず、最初は、通潤橋です。

これは知っている人も多いと思います。
熊本県益城町にある石像アーチ橋です。
橋と言っても、役割としては農業用水を周辺地域に送るための用水路です。
1854年に民間人である布田保之助が中心となって建造しました。
水源の乏しかった白糸台地へ水を供給するための農業土木構造物ですね。
この通潤橋と白糸台地一帯の棚田の景観は、国の重要文化的景観として選定されています。
それもあってか今では観光名所のひとつになっていて、定期的に観光放水が行われます。
この日は時間的に放水を見ることはできませんでしたが、みなさん行く機会があれば、是非タイミング合わせて行ってみてください。
言わずもがなですが、通潤橋は石橋です。
あの時代にこんな立派な石橋を建造するなんて、ものすごい技術力ですよね。まさに「肥後の石工」の技術力の高さを証明する構造物ですね。この通潤橋自体も歴史的建造物として国の重要文化財に指定されています。

そして、通潤橋から少し離れた場所に「円形分水工」があります。
これ、実物を見たかったんですよー!

笹原川からの水を分岐させてこの円形分水工に流します。
その水の逆サイフォンの仕組みを使って噴出させるんですねー。昔の人の知恵はほんとすごい!(゚Д゚)
そしてその水は、笹原地区と白糸台地に分けて送られていきます。
現代もそうですが、特に昔は「水」を巡って世界中で争いごとが起きていた時代。それくらい水は貴重なものでした。しかし、この円形分水工のおかげで、田畑の面積に応じて公平に水が行き渡るようになり、不必要な争いごとも起きず、農業(仕事)に精を出すことができます。

もちろん技術的なことにも感心しますが、この「みんなのために」という精神こそが、土木の魅力のひとつなんだろうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

次回は、なんとも神秘的な「弊立神宮」をご紹介します。

それでは皆さん、本日もご安全にー!

◎記事を書いた人
小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報支援プロデューサー

『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

経済学部出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、デザイン、イベント企画、映像制作など)

エクスマ塾100期/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/一般社団法人日本オンラインフィットネス協会理事

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