土木の価値に魅了された瞬間

土木広報

土木はもっとフォーカスされていいはず

私はもともと文系出身。土木と建築の区別も付かない、ただの土木素人でした。そんな私がなぜ土木広報に関する事業をやっているのか?そんな疑問を持つ方もいらっしゃいます。
そのきっかけというかご縁を少しだけ。

2014年のこと。知り合いで橋梁関連の会社の方から「市民向けのイベントしたいけど、素人ばかりなのでイベントのプロとして手伝ってもらえないか?」そんな相談から始まりました。実はその方、一緒に遊んだりしていたいにも関わらず、どんな仕事をしているのかも知らず、この時はじめて土木業界の人だと知った。それくらい土木には無関心だった。
「僕でよければ」ということでその役回りを引き受けたのですが、最初に参加した会議からいろいろ衝撃が。。。
まず、言語が全くわからない(笑)土木業界の専門用語が飛び交い、私はちんぷんかんぷん。ひとつひと質問しながら紐解いて行く感じでした。
業界が違うとこうも言語が違うモノかと、改めて考えさせられました。まず、ここから変えないとなかなか一般人には伝わらないなと。
そんなこんなで会議を重ね、企画の骨子ができ、細部を詰めていき、その年の年末にはなんとかリリースできるようになりました。

その時のイベント告知チラシ

福岡市内にある公園の地下に存在する雨水調整池に親子50組み限定で入ることができるというイベントで、防災をテーマにして土木を身近に感じてもらうことが目的。
雨水調整池とは、集中豪雨などで河川が氾濫しそうな時に、一時的に雨水を貯めて氾濫を防ぐことが役割の施設(構造物)です。当然、普段は入ることができませんし、近くにこんなものがあるとはほとんどの市民が知らない場所です。
なんと定員50組みに対して、600名以上の応募があるという人気ぶりでした。
そして当日、2015年3月。
普段寡黙で少しお堅い土木技術者たちが、来場者のお相手役です。ちゃんとうまく伝えることができるだろうか?モゴモゴしたりしないよね?と、若干の不安もありつつイベントスタート。
結果は大成功でした。
来場者の驚いた表情と、土木技術者の解説を食い入るような表情で聞いてくれている。子どもたちはもちろんですが、親の方が興奮していたり(笑)
そして何より、運営している土木技術者たちのイキイキとして嬉しそうで自信のあふれた表情。

この光景を見た時に、うっすら涙を浮かべてしまいました。
「土木ってすげー」「人をこんなに夢中にさせるのか」「土木は命を守り笑顔を作ることができる」などなど、言い表せないくらいの感動や気づきを与えてもらったのです。
このイベント自体はテレビ局各局のニュースで扱われ大成功に終わったのですが、当時はこのような取り組みをやっている事例はまだまだ少数。
そこで、もっと土木の価値と魅力を伝えていけば、業界も変わるし、広く一般市民からのイメージも変わっていくはず。いや、そういうふうに持っていかないといけない。半ば勝手に使命感みたいなものを感じたのです(笑)
まさにこのイベントへ携わったことが最大のターニングポイントでした。
土木業界の広報やPR、イベントなどに少しは役に立てるのではないか?
土木の価値と魅力を伝えていくことで、世の中をもっと楽しくできるのではないか?
そんな衝動と決意で、現在もいろんな取り組みを通じて走り続けているわけです。

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